大日本海志編纂資料展

2018年10月20日~12月2日まで、東京大学駒場博物館において「大日本海志編纂資料展」が開催されました。
日本海事史学会では、11月17日の例会に見学を兼ねて安達先生に展示の解説をして頂く機会に恵まれ多くの会員が参加いたしました。

東京大学駒場博物館「大日本海志編纂資料展」
東京大学駒場博物館「大日本海志編纂資料展」
「大日本海志編纂資料展」で解説する安達裕之会長
「大日本海志編纂資料展」で解説する安達裕之会長
解説を聞きながら展示を見る参加者
解説を聞きながら展示を見る参加者

 この資料は、明治16年(1883)に農商務省駅逓局から古来船舶制度調査事業を移管された海軍省が、日本海志の編纂を企て、水軍・外交・海防・造船・海運・海外通商などに関わる資料を収集したものです。しかし、日本海志の編纂は陽の目を見ず、蒐集された資料は大日本海志編纂資料として海軍省の海軍文庫に収蔵されました。

 敗戦直後、海軍文庫の図書は海軍省から本郷の東京帝国大学に運ばれ、さらに駒場の第一高等学校に移されました。昭和23年(1948)に第一高等学校に戻って、図学の教鞭をとった須藤利一教授は日本造船史に造詣が深く、早速、調査を行い、以後、その資料は須藤教授から小佐田哲男教授、安達裕之教授へと受け継がれて、安達教授の定年にともない平成21年に駒場図書館へ移管されデジタル化して公開の運びとなったものです。

※日本海志編纂資料サイトの「―この資料について―」から抜粋

 吹き抜けの会場は広々としているのですが、船の図面は大きくて、展示するのに苦労があったようです。図面が折りたたまれて、開くと立体になるようなものもあり、たいへん興味深い資料が満載でした。

駒場東大は秋の紅葉でキャンパス全体が黄色と赤に染まり、夕暮れにいつもの「英香」に向かう会員各位の背に枯葉が舞うという風情のあるひとときとなりました。

東大駒場キャンパス
東大駒場キャンパス
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