宇佐見湾だより

今回から会員の外岡大成氏による宇佐見湾だよりの連載が始まります。
宇佐見は伊豆半島の相模灘に面した伊東と網代の中間点に位置します。湾には歴史があり江戸時代から
船の出入りがあって今でも様々な船が訪れるそうです。その宇佐見の歴史や湾を訪れる船の様子を届けていただく予定です。

伊豆半島地図
宇佐美湾地図

いで湯とみかんの里でよく知られた、伊東市宇佐美の海辺です。

いまは多くのサーファーでにぎわっておりますが、江戸時代初期には、徳川将軍の威光を高めるため、巨船、安宅丸が建造された所とされております。

詳しくは海事史研究、第22号 、第27号、石井謙治氏による『巨船安宅丸の研究』、『安宅丸の艤装上の矛盾と計画者のこと』をご参照されたし。

右の写真は、懇意にしている宇佐美の旧家に、古くから伝わる家宝、毘沙門天像です。

古くから武神としてあがめられ、唐の軍神、李靖のすがたを模し、足下の邪鬼、左手の金塔などよくみられるタイプです。
温和な表情、威圧を感じさせないのが印象にのこります。

戦国時代には、上杉謙信が信仰していたことでも知られており、最近では、イラク復興支援部隊の車両にも「毘」の文字が書かれたそうです。

当家のご主人曰く、この像は、豊臣方についていた先祖が、関が原のいくさに負けたあと、海路、当地まで運んできたとのことです。
その後、当家はみかん栽培を手がけながら今日にいたっています。

外岡大成(会員)

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